教育

私は小学生や中学生の時にたくさん怒られました。不良なわけではないのですが、自分で自分を律することができずに言われた通りにやることや俗に言う良い子でいることができなかったために怒られていました。

 

そんなよく怒られていた私だからこそ分かったことがいくつかありました。

 

大人になると怒ってくれる人が減ります。小さい頃言われ続けた「怒られるうちが華だよ」と言う言葉を痛感しています。怒るのではなく、何も言わずにそっと見捨てる人が多いためあのような言葉を言われていたのだとやっと分かりました。しかし小さい頃にそんなことを言われても分かるはずないんですよ。子供の頃は怒られないことが華であると思っていたのですから。

 

そして今思うと子供の頃に怒ってきた人たちは感情をぶつけてくるだけで叱ってくれた人はいなかったような気がします。決まりだからルールだからだの元も子もないことしか言わずなぜそのルールがあるのかということを少しも説明はしてくれませんでした。あの時の私にも分かる言葉で叱ってくれた人は1人もいなかったなーとふと思う時があります。

 

こんな大人にはなってはいけないよ。だからこんなことをしてはいけないよと言う大人たちが大勢いますが、その人たちは「こっちの道には行ってはいけないよ。」といったニュアンスで言ってきますがそちらの道にある分岐点のフォローはしてくれないのです。なぜならそっちの道に行ったことがないからです。自身の失敗から間違った道は知っているが正しい道の中にある困難や壁の存在を知らないためにこのような中身のない助言が生まれるのかなと思います。

 

年上は敬うと教えられたからこそ年上になった時どうしても上から目線になってしまうのも困りものだなと。