ディストラクションベイビーズ

お酒とは楽しいものです。酔った時の気持ち良さは何物にも変えがたいように感じます。

しかし、お酒を覚えたからというもの友達と会う=お酒を飲むということが多く、それがスタンダードになってしまっていることに少し寂しさもあります。子供の頃はお酒なんか飲まなくても友達と笑って日が暮れるまで永遠と遊べていたのに。


お酒以外に楽しくなれるものはないだろうか、気分を上げてくれるものはないだろうか、そんなことをふと思い日々模索しています。

音楽は好きでよく探し素敵な曲を見つけるとそれに酔いしれ気づくとお酒を飲んでいました。

……なぜだ。なぜすぐお酒を飲んでしまうのだ。

そんな日々が続く中、ネットで噂の「シュンケル」というもの知る。「シュンケル」とはシュークリームとユンケルからくる造語であり、シュークリームの糖分をユンケルが脳に運びめちゃくちゃ目が冴え頭も冴えるということらしいです。

興味が湧いた僕はすぐシュークリームとユンケル、そしてビンのモンスターエナジー(強力そうなやつ)を買いすぐさま全てを飲んでみました。するとみるみるうちに体が赤くなりテンションの高揚を抑えられないほどウズウズしてきました。あれはあれでお酒にも勝るアドレナリンが出ていたようでした。


アドレナリンが出ている状態とはなんと狂気じみていて生きていることに喜びを感じるのでしょう。そんな気分に毎日なれたらなんと素敵でしょう。


アドレナリンが出ている中、ディストラクションベイビーズという映画をずっと前に見たことを思い出しました。

この映画は暴力を振るいに振るう主人公に周りの人が影響されていきどんどん狂気と暴力が加速していく映画でした。

僕は暴力には嫌悪感があり、この映画を見た時も嫌悪感がありました。しかし見ていくうちに映画に出てくる登場人物たちのように嫌悪感が興味に変わり、爽快感を覚え、暴力に魅了され興奮がどんどん抑えきれなくなっていきました。

この映画を観ていた僕は側から見ると殺人犯やサイコパスに見えたであろうほど暴力に魅了されていました。

昔から暴力を芸術として描いてきたものはたくさんあります。そんな先人たちの気持ちがようやく少し分からせてくれた映画でした。


もし、アドレナリンで脳汁をドバドバ出したいという方がいたらこの映画をそっと勧めてみようと思っています。


たまにはこんな狂気に浸かる日があっても良いのでは。